第16章:初心者ガイド補講:イベイドについて
この章では、「イベイド」というスキルがどの攻撃に適用され、どう活用・対策すべきかを解説します。
体験版ではイベイド値が低いため影響は小さかったものの、本編では敵のイベイドが急上昇し、対策を取らないと攻撃がほぼ当たらない=詰みという場面が増えていきます。
まず大前提として、VenusBloodシリーズの攻撃は命中率100%です。
戦術攻撃・術陣ダメージには回避判定が存在しません。
例外として、次の攻撃だけに回避判定(イベイド)が存在します。
- 遠隔攻撃
- 次元斬撃
つまりイベイドとは、「遠隔攻撃・次元斬撃をスキル値%の確率で無効化する効果」です。
VBに“命中率”はなく、パリングと並びイベイドは特定攻撃を避ける仕組みになります。
なお、イベイドを強化するスキルはイベイド単体だけでなく複数存在します。
- 次元障壁 / 至高の盾
いずれも複合スキルで、スキル値分のイベイド効果を持ちます。
例:イベイド30 + 次元障壁30 + 至高の盾30 → 合計イベイド90 - 運命改変 / 運命の輪
一部スキルにスキル値分を加算する効果で、イベイドも対象。
例:イベイド30 + 運命改変30 + 運命の輪30 → 実質イベイド90
イベイドの使い方
イベイドの活用法は、大きく3通りあります。
① イベイド特化ガーダーとして運用する
遠隔攻撃・次元斬撃だけを完封する「イベイドガーダー」として活躍させる運用です。
| 1 | 4 |
| 2 | 5 |
| 3 | 6 |
左図は師団の基本配置です。左(1〜3)が前衛、右(4〜6)が後衛です。
イベイドガーダーの基本配置例は以下の通り。
- 1番:通常ガーダー
- 4番:囮(前衛攻撃の誘導先)
- 5番:イベイドガーダー
近接攻撃 → 4番に向かうが届かず1番へ
遠隔攻撃・次元斬撃 → 5番へ飛び、イベイドで回避
このため、遠隔攻撃主体の敵師団ならほぼ無力化できます。
② 先陣師団に庇われた師団でのイベイド運用
先陣師団(ガーダー師団)が前で攻撃を受け、後衛の師団に攻撃が届くのは
- 遠隔攻撃
- 次元斬撃
- 側面攻撃
このうち側面無効で側面攻撃を無効化しておけば、残る攻撃は遠隔攻撃・次元斬撃のみ。
つまりイベイドガーダー1人でほぼ完全に守れる師団が作れます。
③ ガーダーの耐久補助として使う
イベイド50なら遠隔攻撃・次元斬撃の半分を無効化できるため、実質耐久力の大幅上昇です。
イベイドが本編で問題になる理由
体験版ではイベイドが低く回避はほぼ起きませんでしたが、本編ではイベイド100以上の敵が登場します。
例:
- 熾天使ラファエル:イベイド120
- ジズ/ルキフェル:イベイド100
この状態で、師団全員に遠隔攻撃を持たせていたり、アタッカーが次元斬撃持ちだったりすると、攻撃が全く通らず詰みます。
高イベイドの敵の倒し方
本編で多い詰みポイントが「メインアタッカーの攻撃がイベイドで全部消える」ケースです。
ここでは代表的な対策を紹介します。
① 遠隔攻撃・次元斬撃以外の攻撃で倒す(最重要)
以下の攻撃は命中100%でありイベイドの影響を受けません。
- 近接攻撃
- 戦術攻撃
- 術陣ダメージ
② イベイドを減算するスキルを活用する
VBVには、攻撃時に相手のイベイド値を一時的に減算するスキルが存在します。
- 多段攻撃:(5 + 5 × スキル値)減算
例:多段攻撃2 → 5 + 10 = 15減算 - 側面攻撃:スキル値分を減算
例:側面攻撃20 → 20減算 - 暴走攻撃:スキル値分減算
- 運命改変・運命の輪:暴走攻撃の減算量に加算される
イベイド150の敵でも、これらを組み合わせることで射撃を当てる現実的ラインまで落とすことができます。
③ 直接攻撃(近接)で殴り倒す
イベイドは近接攻撃に影響しないため、遠隔攻撃・次元斬撃を持たないユニットの集約攻撃は、高イベイド敵への最もシンプルな回答となります。
📘 まとめ
イベイドは高値になると厄介ですが、本作では対策手段が十分に用意されており、正しく仕組みを理解すれば恐れる必要はありません。
製品版ver1.04時点では、ここで紹介した方法で対処できない敵は存在しません。
これにて本編14章+補講2章の内容が出揃い、初心者ガイドとして必要な解説はすべて完了しました。
次章では、初心者ガイド完結にあたっての総まとめをお届けします。
▶ 第17章:初心者ガイド完結にあたって