第11章:拠点投資と内政従事収入
これまでの章では、装備やメダリオンを効率的に集める収集系スキル(トレハン・撃破金運・グルメ魂)について解説しました。
第11章では、それらとは異なるターン単位の収支改善である「拠点投資」と「内政従事収入」について解説します。
VenusBloodシリーズはターンが進むほど軍の規模が大きくなり、運用コストや新規雇用の費用が急増します。
これらのリソースが不足すると編成が遅れ、戦力差が広がって詰む原因になります。
そのため、Normal以上では毎ターンの資金・資源収入を安定させることが攻略の生命線になります。

📋 作戦画面の見方(総生産量の内訳)
画面下部の「作戦」ボタンを押すと、この画面に移動できます。
拠点投資・内政スキルによる収益はすべてこの画面で確認できます。
毎ターンのリソース収入は、画面右側の「総生産量」に表示されます。
■ 各項目の意味
- 拠点収入:MAP上の自軍拠点が生産する基本収入。
- 投資レベル収入:作戦画面で行う「拠点投資」による収入。
- 内政従事収入:師団の内政スキルと知力によって発生するターン収入。
■ 収入の種類
- 農業:食料の収入
- 魔術:魔力の収入
- 工業:資材の収入
- 商業:資金の収入
- 医療:全ユニットの毎ターンHP回復
- 軍事:全ユニットの毎ターン経験値
これらが合わさり、毎ターンごとの資源収支が決まります。
🏰 拠点投資とは?
拠点投資は、「作戦」画面の右側にある投資項目の「投資」ボタンを押すことで行えます。
各投資項目(農業・魔術・工業・商業・医療・軍事)は独立しており、素材を投資するとレベルが1上がり、生産量が増えます。
投資で増える生産量は一定ですが、難易度によって増加量が変わります。
また、一度の投資に必要な素材は投資のたびに増加します。
■ 投資量の例(体験版・農業)
難易度 Easy
- 農業1→2:食料500 → 生産 +350
- 農業2→3:食料1000 → 生産 +350
- 農業3→4:食料1500 → 生産 +350
難易度 Hard
- 農業1→2:食料500 → 生産 +250
- 農業2→3:食料1000 → 生産 +250
- 農業3→4:食料1500 → 生産 +250
見ればすぐ分かるように、特に序盤の投資額は小さく、2〜3ターンで投資額を回収可能です。
つまり、拠点投資は早ければ早いほど効果が高いシステムです。
■ 序盤のおすすめ投資方針
- 食料増産に食料が必要なので、まず農業を優先的に投資
- 増産した食料を魔術に投資し、魔術 → 医療に投資
- 医療のコスパが落ちてきたら商業へ移行
医療への投資は「レベルアップで増えた最大HPの回復分」をターン経過でまかなえるため、回復費用を節約できます。
序盤は非常にコスパの良い投資先です。
ちなみに中盤以降も”非常に”の枕詞が消えるだけで、コスパの良い投資先です。
■ 中盤以降の方針
中盤以降は工業への投資が最優先です。
メダリオン生成で資材が大量に要求されるため、資材不足との戦いが本格化します。
この時期までに十分な投資が済んでいないと、
・戦力不足
・資金不足
・回復リソース不足
が同時に発生し、立て直しが極めて困難になります。
📊 内政従事収入とは?
内政従事収入は、師団リーダーの内政スキルと師団の総知力に応じて毎ターン収入が発生するシステムです。
戦闘師団でも多少の収入は得られますが、真価を発揮するのは戦闘に出さない「内政師団」として運用した場合です。
おすすめは次の方法です。
- リーダーに内政スキルが高いユニットを配置し、知力特化の称号や装備を付ける
- 戦力外ユニットを内政師団へ順番に編入し、知力装備だけ安く付ける
これにより本来戦力外となるユニットも、編成枠が埋まるまで毎ターン利益を生む資産として活用できます。
■ 内政従事収入の計算式
内政スキル値 × 師団総知力
農業 / 魔術 / 工業 / 商業:
(内政スキル値 × 師団総知力) ÷ 4(小数点以下切り捨て)
医療 / 軍事:
(内政スキル値 × 師団総知力) ÷ 10(小数点以下切り捨て)
📘 まとめ
拠点投資と内政従事収入は、Normal以上の攻略で欠かせないターン収支の基盤です。
戦闘収支とターン収支の両方が黒字化すると、軍の拡大が一気に加速します。
これでリソース管理の解説は完了です。次はレギオン運用について説明します。
▶ 第12章:レギオン編成