第1章:VenusBloodとは?(シリーズとVALKYRIEの世界)
この章では、『VenusBlood』シリーズ全体の概要と、『VenusBlood VALKYRIE』の世界設定を紹介します。
シリーズを初めて触る方でも、作品の方向性と世界観がつかめる内容です。

🌌 VenusBloodシリーズとは
『VenusBlood』は、日本のゲームブランド NineTail が手がける戦略シミュレーションRPGシリーズです。
「神話」「支配」「創造」「堕落」といったテーマを軸に、壮大な物語と戦略的なゲーム性が融合した独自の作品群として知られています。
シリーズ共通の構造は、戦略SLGパートとアドベンチャーパートが交互に進むスタイルです。
プレイヤーは広大な世界を舞台に戦略を練り、部隊を率いて領地を拡大しながら、キャラクターとのドラマを追体験していきます。
難しく感じるかもしれませんが、基本ルールを理解すれば誰でも奥深い戦略と物語を楽しむことができます。
⚔ VALKYRIEの立ち位置
『VenusBlood VALKYRIE』は、神と魔が世界樹ユグドラシルを巡って争うオースコフィン大陸を舞台としています。
この世界では定期的に「フィンブルの冬」が訪れ、ユグドラシル近辺の土地を除きほぼすべてが氷に閉ざされてしまいます。
その限られた安寧の土地を巡る生存競争こそ、この世界の基本構造です。
物語は次のフィンブルの冬が近づく中、神魔の衝突が激化し、その結果として“イレギュラー”である邪竜が誕生したところから始まります。
主人公はヴァルキリーに見いだされた神族側の英雄ローラン。
彼と仲間たちが激動の時代を駆け抜けていく物語が『VenusBlood VALKYRIE』です。
体験版の範囲では、世界の成り立ちや主要勢力の紹介、そして戦略パートの基本チュートリアルが中心になります。
🧠 VALKYRIEの規模と特徴
本作は2025年時点でのシリーズ最新作であり、過去作品の集大成といえる内容になっています。
Ver1.04 現在、ユニット総数は敵専用を含めて約1000体、スキルは数百種類に及びます。
言い換えると、師団編成の自由度はシリーズ最大級です。
初めての人には一見複雑に見えますが、「最低限理解すれば進める」難易度設計になっているので心配はいりません。
🧩 ゲームの構造と魅力
『VenusBlood VALKYRIE』は、アドベンチャー(ADV)と戦略シミュレーション(SLG)の二部構成で進行します。
ADVパートでは選択肢によってルートが分岐し、SLGパートでは部隊編成・拠点強化・戦略行動を通じて戦力を高めていきます。
戦略部分ではユニットのスキル構成や資源管理が鍵となり、ADV部分ではキャラクターの信頼や関係性が物語に影響を与えます。
特に重要なのが「天輪(ヘリヤルリンカー)」の運用で、これをどう使うかが物語の大きな分岐点になります。
選択によってユニット構成も物語展開も大きく変化し、その変化を楽しめる点こそがVenusBloodシリーズの魅力です。
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ここまでで、VenusBloodシリーズの世界観と『VALKYRIE』の立ち位置が把握できたと思います。
次の章では、物語の進行に欠かせないルートと選択肢の基礎知識を解説します。
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