3.2.第2章 ルートと選択肢の基礎

第2章の前に:初心者ガイドの目的

本ガイドは、『VenusBlood』シリーズを初めて触れるプレイヤーが、約3時間で体験版EASYをクリアできるようになることを目標としています。
『VenusBlood VALKYRIE』のゲーム開始直後から、体験版序盤をスムーズに進めるための知識と手順を丁寧に解説します。
プレイしながら読み進めることで、基本操作と戦略の流れが自然に身につきます。

※初心者ガイドでは、“迷わず先へ進める” ことに必要な最小限のポイントを中心に紹介しています。
詳しいユニット性能・スキルデータなどは各種データベースページをご覧ください。

第2章:ルートと選択肢の基礎

『VenusBlood VALKYRIE』のルート分岐は、アドベンチャーパートで選ぶ選択肢によって決まります。
選択肢ごとに「ロウ」「カオス」の値が加算され、一定値に達すると関連イベントが解放されます。
そのイベントをこなしたかどうかが、最終的なルート確定に影響します。

🗝 選択肢画面の例

選択肢画面(VBV体験版より)
『VenusBlood VALKYRIE』体験版より。
©dualtail / Ninetail

🎯 ルート分岐の発生タイミング

ルート分岐の基本となるのは、以下の二つのイベントです:

  • 4章までに「ソウルエボルト」を発生させてクリアする(ロウ+カオス ≥ 30)
  • 6章冒頭のイベント「心の証」を見るかどうかで最終ルートが決定

「ソウルエボルト」は1周目だと到達がギリギリ(特にロウ+カオス=30のライン)なので、選択肢を意識するだけで進行が安定します。

🌿 主なルートの種類

ルート 特徴 備考
ロウルート 仲間との協調と絆を軸にした王道展開。 終盤のボス戦がかなり手強いため、周回後がオススメ。
カオスルート 征服・支配を軸にした展開。戦闘と領地拡大が中心。 ロウほどではないが終盤の難度は高め。

🗝 選択肢の種類と役割

表面上は同じ「選択肢」でも、内部的には大きく以下の2種類に分かれています:

  • メインシナリオ選択肢:物語の方向・治世/覇道の傾向に影響。終盤のルート確定に関係。
  • キャライベント選択肢:好感度やキャラ個別イベントに影響。追加イベントの発生条件にも関与。

ADVパートでは行動値(ターン制限)があり、全イベントを見ることはできません。
初回プレイでは行動値不足で取り逃すイベントが多数出るのが普通です。

行動値は周回ごとに初期値が増えるため、
「まず EASY で2~3周してから本命ルートへ挑む」
という遊び方もおすすめです。

分類 内容 代表的な場面
メインシナリオ選択肢 治世/覇道の方向性・ルート確定に直結。 作戦会議、章間イベント、天輪関連の決断シーンなど。
キャライベント選択肢 ヒロインや仲間の個別イベントに影響。 拠点・休息パートなど。

見た目は同じでも、メイン=ルート進行、キャラ=個別イベントと覚えておくと整理しやすいです。

🌐 共通ルートと個別ルート

  • 序章~第6章までは全ルート共通。ここでの選択が終盤を決める。
  • 第7章以降、メイン選択肢の傾向により各ルートへ確定分岐。
  • 確定後は他ルートのイベントは発生しなくなる。

攻略面で重要なのは、共通ルート中のイベントを見逃すと後半で条件を満たせなくなるケースがある点です。
章末ごとに複数の手動セーブを残しておくと安全です。

🔁 周回プレイと解放要素

  • ロウルートで見られなかったカオス系イベントの補完
  • 1周目で取り逃しがちなキャライベントの救済

VBVは1周で全てのイベントを回収できない設計です。
周回することで行動値の上昇や新規イベントの開放が進み、プレイ幅が大きく広がります。
初回は完璧を狙うより、まずは1周クリアして世界観に慣れるのが最も楽しめます。

📘 まとめ

VBVのルート分岐は整理するとシンプルで、
「ソウルエボルト」と「心の証」をどう扱うかだけで方向性が決まります。
次の章では、各ルートで重要となる昇格・変格の発生条件と構造を解説します。
▶ 第3章:昇格・変革の仕組みへ進む